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20卒必見!内定先の会社は大丈夫?ネット広告業界時価総額ランキング

時価総額

時価総額は市場からの期待値!

時価総額とは

時価総額とは、「上場企業の株価×発行済株式数」で算出される、一般的には企業の価値を評価する際に用いられる指標です。

ただ時価総額が高い=売上高・利益が安定している企業ではなく、あくまで株式の総流通額であるため一概に時価総額が高い企業は良い企業とは言い切れません。

とはいえ企業が株式を発行する理由は、一般的に次なる投資の資金集めであり、投資家がその株式を買う理由は、一般的に株価が上がって利益を得るためであるため、多くの株式が買われるということはそれだけ市場・投資家に期待されているということですね。


なぜ株価で見てはいけないのか

少し株について解説をすると、株式もモノと同じで需要と供給のバランスで成り立ちます。

例えば市場への流通量が大きければ商品は安くなり、流通量が少なければ商品は高くなります。更に需要が高い商品は量産され安くなり、需要が低い商品は量産されづらいので高くなります。

同様に株式をたくさん発行すれば、その分株式の価値が下がるので株価は下がり、逆に多くを発行せず限られた人間だけに株式を保有してほしい場合は株価は高くなります。

同じ「株価」という名前でも、各企業によって株式の流通額やどれくらい流通させようかという経営的判断は異なるため、株価で企業を比較することはできないのです。

例えば2018年9月7日時点でサイバーエージェントの株価は5,900円でした。時価総額がほぼ同じ博報堂DYホールディングスの株価は1,815円です。これはサイバーエージェントの方が株式の発行部数が少なく、博報堂DYホールディングスの株式の方が発行部数が多いだけなのです。


知名度と時価総額は関係ない!

サイバーエージェントでさえ国内では185位

AbemaTVなどで世間を騒がせているサイバーエージェントですが、国内の時価総額では実は2018年9月7日時点では185位なのです。IT業界はやはりまだ歴史が浅く、且つ単価も低くなりがちなので、なかなかメーカーや商社、金融業界などを覆すことができていません。

SoftbankやNTT、KDDIは常に時価総額上位にいますが、彼らはITサービスというより、ITインフラなので若干業態が違います。インフラ事業は安定的で且つ、ほぼ国民全員が顧客になり得るので、こういった時価総額になりやすいのです。


広告業界は華やかなイメージ、でも実はビジネスの規模は小さい

上述の通り、サイバーエージェントでさえ185位、ネット広告ではありませんがメルカリは298位、DeNAは416位と、Web業界は一見華やかに見えて、実はまだまだビジネスの規模は小さいのです。

例えばHOYAという会社を皆さんはご存知でしょうか。私も恥ずかしながら、この記事を書いているときに初めて知ったのですが、メガネやコンタクトレンズを作っている会社らしいです。時価総額は2018年9月7日時点で56位で、富士フィルムや旭化成よりも高いのです。

大きい会社で働きたいという願望なのであれば、実は最近有名になってきたWeb業界はあまりおすすめできません。


ネット広告業界、時価総額ランキング

ランキング概要

あくまで広告代理事業をおこなっている企業のランキングです!抜け漏れがあったらすみません。
※2018年9月7日時点


順位 社名 時価総額(単位:百万円)
1位 サイバーエージェント 745,917
2位 D.A.コンソーシアムHD 263,409
3位 デジタルガレージ 161,614
4位 トランスコスモス 132,329
5位 オプトHD 71,120
6位 ソウルドアウト 43,461
7位 アドウェイズ 31,774
8位 セプテーニHD 24,161
9位 イグニス 20,597
10位 メンバーズ 16,258


みなさんの志望企業はこの中にありますでしょうか。このランキングを見て、え?オプトよりトランスコスモスの方が上なの?とか、イグニスってどこ?と思った方は少なくないと思います。

トランスコスモスに関してはインターネット広告代理業だけでなく、コールセンター事業も展開しているためこのような結果に。またデジタルガレージも食べログや価格コムを抱えているため時価総額が高いと考えられます。

他にもアイレップは?GMOは?と思った方もいると思います。アイレップはD.AコンソーシアムHDの傘下なので業界2位ですね。GMOアドパートナーズグループに関しては、単体では低いものの、この中の企業が扱っているもの(例えばブログサービスや、アプリ事業など)は他のグループ会社でおこなっているケースが多いため(GMOペパボ、GMOモバイルなど)、広告領域だけで見るとどうしても小さく見えてしまいますね。


まとめ

いかがでしたか?広告業界は華やかで「目立ちたがり屋」が多そうなイメージですが、実は国内企業の時価総額でみると、そこまで目立っていない立場なのです。大企業≠名前が有名な企業ということをこの記事を見て感じていただけるとありがたいです。

安定や見栄えだけで企業を選ぶなら、実はネット広告業界はあまりおすすめできないのです。