ネット広告マンが語る業界の真実

インターネット広告代理店の業務内容や、新卒・中途向けの業界情報など、就職活動、転職活動向けの情報を発信。

広告代理店は実際どれくらい激務なのか。今と昔の違い。

広告代理店 激務

はじめに

春ですね。最近新卒の面接が開始しました。
ゴリゴリ働きたい!という人もいれば、ワークライフバランスを考えたいという人もいて、色々な人がいるなぁ面白いなぁと感じています。

正直、私も入社前は不安でした。何に不安だったかというと、長時間働くことには抵抗はありませんでしたが、その状況に自分の体はもつのかと。

知り合いに国産の某有名ネット媒体社の人がいるんですが、朝の4時まで働き、朝の10時に出社するという話を聞いて、そんな働き方してみたいとも思いつつ、寝不足で死ぬんじゃないかとも思っていました。

このブログに訪れる人も「ネット広告 激務」と調べる方がチラホラいて、やはり勤務時間は皆さんの気になるところなのかなぁと思い、本記事の執筆に至りました。


広告代理店が激務とされる理由

それではまず、なぜ広告代理店が激務なのか考えてみましょう。これはインターネット専業に当てはまることを記載しているので、もしかしたら総合系の代理店はこの限りではないとも思います。


突発するコンペ

コンペに関しては、こちらの記事でも記載しましたね。

詳細はその記事を読んでくださいって感じですが、改めて要約して説明すると、

  • 来週提案して、がザラにある。
  • ロジックの積み上げが大変。
  • 関係者が増えるので、意見が一つにまとまりづらい。

などですかね。あとはインターネット専業広告代理店の提案は、似たような提案になることが多く、独自性の模索みたいなところにも時間はかかります。


「代理」店という板挟みな立ち位置

そもそも代理事業というものは、人が面倒くさくてやりたくないようなことを代行することから始まりました(たぶん)。ですので極論、めんどくさい業務ばかりなんですよw!もちろん華やかな部分もあります。ナショナルクライアントとやり取りをしている時は、なんとなく世の中動かしている感を、感じることができると思います。ただ原点は面倒なことを取りまとめる仕事、ということを念頭に置いておきましょう。

またそれに加えて、代理店マンや商社マンは常に板挟みの状態です。例えばメーカーであれば販売店に直販するか、商社に卸せばいいので、売りたい人と買いたい人の立場が明確です。

しかし代理店マンや商社マンは、売りたい人と買いたい人をつなぐ仕事なので、その双方に対峙しなくてはなりません。※不動産代理店はもっと複雑です。

メーカー

代理店

要約すると"関わる人が多い"という理由です。


突き詰めると終わりがない

どの業態でも当てはまりそうで当てはまらないのが、この"突き詰める"ということです。

例えば保険の営業マンには量的なゴール(ノルマ)を設定されます。そのためゴールに達することができれば、そこで終わらせても良いし、もっと求められるなら新たなゴール設定がされます。

しかし広告という仕事は量的なゴールはもちろん、質的なゴール(クライアントの、消費者の感情をいかに揺さぶるか)も設定されます。しかもそれは広告出稿してみないと、その質が如何なものだったのか判断することができません。

広告出稿しないと分からないのであれば、広告自体の期待値を上げるために思いつく限り準備をしますよね?これが他の業態では当てはまらない"突き詰めると終わりがない"ということです。もちろんこれは広告だけではなく、クリエイティビティな仕事全般に当てはまることだと思います。


では実際どれくらい忙しいのか

胃腸炎になる人は正直多い。休職になる人も。

そこまで高頻度ではないですが、胃腸炎になる人は多い印象です。ちなみに私も一度なりましたw。あとは私は風邪をよくひきました。今でもたまに風邪はひきますが、昔ほどではないです。特段体が弱いわけではないのですが、寝不足や栄養不足によって風邪になりやすい状況になっていたのだと思います。

また休職者は定期的に発生します。突然来なくなる人も。やっぱり辛いと感じる人は多いんでしょうね。

しかし総合代理店と違う点は、企業の歴史が短く、割と若者思想は受け入れられやすいというところです。電通や博報堂がどうなのかは具体的には知りませんが、残業を強要したりすることはないし、体力的に厳しければこちらから休職を推奨する場合もあります。


早く帰りたい人は早く帰る。

これはワークライフバランスですが、定時にパッと変える人もチラホラいます。それを咎める人もいません。定時に帰りたければ、管理者に相談をして仕事量をコントロールしている人もいます。ただやっぱり企業としては、稼働量が多い人の方が会社に多く利益還元をしているわけなので、定時に帰る人で昇進していく人は少ないです。

早く帰るから評価されないのはおかしい!と思う人もいるかもしれませんが、仮に同じ質の仕事をした場合であれば長く働いている人のほうが有用なのです。インターネット系企業は年棒制や、みなし残業制度を導入しているケースが多いので、残業代が充分に払われないケースが多々あるので、その点注意しましょう。


落ち着いていると40時間、激しいと100時間

各社状況は違うと思いますが、色々な代理店の方にお話を伺ったところ、大体これくらいなんじゃないかなと思っています。サブロク協定?なにそれ美味しいの?状態です。中には土日献上で160時間!手当はでません!みたいな人もいました・・・。そこは結構小さい会社だったので、おそらくブラッ・・なんでもありません。

ちなみに私はだいたい30時間~50時間くらい、忙しい時期になっても60~70時間くらいです。20営業日あったとしたら忙しくても一日平均3時間~3.5時間くらい。18時が定時だとしたら、21時くらいまでって感じです。思ったより働いてないなと改めて思いました・・・w

というのも昔はそれこそ80時間~100時間働くことはありましたが、今は効率的に仕事ができる環境が整い始めており、昔に比べると一作業にかかる時間が短くなっているからです。


最後に

これはこのブログで何度も伝えていますが、インターネット専業の広告代理店に入りメリットは給与面じゃありません。「成長企業で働ける」というところです。もちろん働いた分の対価を求めるのは人間の性ではありますが、長期的な目線を持って、"時間"を投資してスキルを身に着け、次への飛躍幅を広げることがインターネット専業の広告代理店に入るメリットだと思います。

就職活動の前に、改めて30歳になるまでのキャリアプランを考えてみてはいかがでしょうか。