ネット広告マンが語る業界の真実

インターネット広告代理店の業務内容や、新卒・中途向けの業界情報など、就職活動、転職活動向けの情報を発信。

ネット広告代理店が求める人材(志望動機編)

求める人材

就活生必見!適切な面接対策をしよう

はじめに

巷には様々な面接対策本がありますが、もちろんそれらに記載されている基礎的な内容はしっかり抑えておくべきだと思います。しかし中には、社長・会長の著書を読んで感化された!などと適当な志望動機を言ってくる人もいるのです。

私の会社では現場寄りの人が一次面接をするということで、私もたまに面接をすることがありますが、正直そういった嘘はすぐ分かるので辞めたほうがいいです。うーん。人よってそれが本当の場合もありますが、この業界においてはそういった人材は求めていないと思います。(たぶん)

財閥系企業や老舗企業であれば、そういったTHE 就活生的な人を求めている場合もありますが、藤田晋さんの本読んでサイバーエージェントに入ってみたい!という動機は少し浅はかです。別に読書感想文求めているわけではないので。

良い志望動機、悪い志望動機を挙げる前に、まずインターネット広告代理店の特徴を頭に入れておいてほしいです。入れ替わりが激しい、意識高い人が多いなどもありますが、今回押さえてほしい特徴は次の2つです。


社員(面接官)が若い

私含め、弊社では大体26歳~33歳くらいの人が面接を行うことがおおいです。最終面接はもちろん役員レベルの人が出てくることが多いのでもう少し年齢層は上なのですが、弊社においても、今の会社に入ったタイミングででも、「あ、この人けっこう若いな」と思うような人が面接官でした。

これが何を意味しているのか。それは立場は違えど、働くこと事態に関して共感が生まれやすいのです。

面接とは共感です。確かに組織側にこういった人材が欲しいという基準はあるものの、面接官を共感させることができれば、多少組織が求める人材でなくてもGoを出すことはよくあります。(※最終面接で落とされることもありますが汗。)

中途の人であれば恐らく近しい年齢の人が面接官として登場してくるので、自分の仕事観を真っ正面からぶつけた方が入社前後のギャップはなくなると思います。同じ年代の人に対して真っ正面からぶつけても響かなければ、そもそもその会社には響かないので素直に諦めましょう。仮に入社できても、自分にあった環境はそこにはないと思います。

新卒の場合は、5年後、10年後を明確にするとよいです。明確というのは、具体的ということではありません。具体的に数字で落とし込む必要はないと思います。(サイバーエージェントを目指すなら具体的にしておいた方がいいかも・・・)定性的にこうありたいということを、理路整然と話すことができれば問題ないと思います。

なぜそれが必要か、それは5年後、10年後は面接官の年齢に近しいからです。その点を踏まえて「共感」を生む5年後、10年後を考えてみてもよいかもしれません。


組織より自分の方が大事な人が多い

そしてもう一つが、広告代理店は人材の入れ替わりが激しい業種です。その理由は、もちろん辛い、薄給などありますが、一番の理由は広告代理店を踏み台として考えている人が多いからです。

そのため、組織を良くしていくということは管理職としておこなってはいるのですが、やっぱりそれは自分のため、自分の経験のために行動しています。(少なくとも私は。)組織に対して愛着はありますが、一生そこで働いていこうという考えは一度も起こったことはありません。(これ言ったら即降格される気がしますが)

組織を大きくするのも自分が次ステップアップできるからです。

なのでどちらかというと、この会社・業界でどうなりたいかより、自分自身がどうなりたいかを伝えたほうが共感が生まれやすいと個人的に思っています。


良い志望動機と悪い志望動機

これから先は本当に"個人的な意見"です。あくまで参考にしてくださいw。また前提として、「なんでその会社である必要があるのか」というのも踏まえておいてくださいね。各企業の特徴はまた別の機会に記事にしたいと思います。

悪い例

  • 広告を通してクライアントの事業貢献をしたい。
  • 広告で人々を笑顔にしたい。
  • 〇〇というプロダクト(広告商品)が素晴らしいと思った。

悪いというか、これらの理由は「なんで弊社である必要があるのか」という問いに対する結びつけが弱くなってしまうイメージがあります。例えば事業貢献したいとか、笑顔にしたいといっても、うーん最初の頃なんてそんなナショナルクライアントと仕事できないわけですよ。私は最初、よく分からない小さい旅行代理店の担当になりました。世間への影響力もない広告をちまちま配信していました。まぁでもその時期があったからこそ、もっと自分から積極的に仕事を取りにいかないと!という風に思えたわけですが。

ちょっと、"広告代理店に対して"夢を抱きすぎだなーと思います。

また無茶してその会社の自社商材を挙げないほうがいいです。その業界を知らない人が話しても墓穴掘るだけです。


良い例

  • 独立したいから、この会社でプロモーションの基礎を学びたい。
  • 20代の成長・活躍環境があるように感じた。

うまく例書けませんでした・・・。
とにかく



自分の夢を叶えてくれる環境がある



ということ意識しましょう。

広告代理店に対して夢を抱きすぎていると悪いとしましたが、自分に対して夢を抱きすぎている人は、広告代理店の性質上「共感」を生みやすいのです。独立志向がある場合も、ぜひ言ってみたほうが良いと思います。

また自分の夢と結びついた志望動機は「なんで弊社である必要があるのか」という問いに対する結びつけの妥当性が、面接官だけでは100%判断できないのです。だってその夢がどんなものか、分からないのだから。そうすると面接官は"夢"に関する質問をしてきます。そうなればもう自分のテリトリーです。

自分の思いを理路整然と語ればよいのです。

悪い例で挙げたように企業・市場に対する興味を理由にすると、志望動機に対する質問は「なんで弊社である必要があるのか」という内容に終始します。しかし自分自身の成長を理由にすると、志望動機に対する質問は「成長したあとどうなっていくのか」という内容になるため、面接官としても納得しやすいのです。


まとめ

  1. 志望動機は企業・市場・広告をダシにせず、自分の夢をダシにすること。
  2. 一次面接突破の一番のポイントは、面接官を「共感」させること。

この2点をふまえ、自分の夢を明確にしてみてください。例えば30歳で有名なセミナーに登壇とか、独立とか、部下を率いて新しいプロジェクトを任されているとか、なんでもいいのです。問題はそれを理路整然と語るために、どういう考えでその夢に至ったのかを一つ一つ組み立てていくことです。

【有名なセミナーで登壇】

(なぜ)
⇒この市場においてある程度の地位がある状態

(なぜ)
⇒影響力のある人材になりたい

(なぜ)
⇒やるからには市場に名前を残したい(ゴール)

(なぜ弊社なのか)
⇒20代の成長環境がある。若くしてセミナーに登壇している人もいる。その人は33歳だったけど、私は30歳を目指します。

というように「なぜ」を繰り返して、志望動機を固めていきましょう。