ネット広告マンが語る業界の真実

インターネット広告代理店の業務内容や、新卒・中途向けの業界情報など、就職活動、転職活動向けの情報を発信。

頭良い≠仕事できる/Google社員への印象

六本木ヒルズ

インターネット広告代理店で経験できること

一流IT企業と仕事ができる。

インターネット広告代理店が扱うメインの商材は、Google AdwordsとYahooスポンサードサーチです。「運用型広告」の基礎中の基礎である、いわゆるリスティング広告と呼ばれるものです。

その名前の通り、その広告商品を販売しているのはGoogleとYahooなのです。どちらもインターネット業界屈指の大きい企業ですね。

また運用型広告には他にも、ADNWやDSP、SNS、動画(Youtube)など様々な広告商品があり、中でも近年伸びているのはSNSの領域だと思います。Facebook、Twitter、Instagramなど、皆さんの生活の中で欠かせないものの一つとなりつつありますよね。

インターネット広告代理店マンは、これらの一流IT企業に営業される立場なのです。

こんなメニュー出たのでどうですか?こんな提案してみてはどうでしょう?のようなやりとりが、毎日のように行われているのです。入社して、様々な方と名刺交換をさせてもらいましたが、25%くらいはGoogleやYahoo、Twitter、Facebookの方、もしくはその関連企業の方です。


ナショナルクライアントとの仕事

ナショナルクライアントって、広告用語なんですね。初めて知りました。全国規模で販促、宣伝活動をやっている企業のことらしいです。

わかりやすい例でいえば、KDDI(au)やSoftbank、サントリーや小林製薬などでしょうか、人の生活に欠かせない(=売上規模が大きい)ものを取り扱っている企業はナショナルクライアントであることが多いです。

もちろん中には関東のみでサービス展開をしているクライアントや、地方に強いクライアントなどもいますが、やはり広告マンとして一番”やった感”がある仕事は、ナショナルクライアントとの仕事です。

自分が考え企画したものが、世の中に出回り、話題を生んでゆくことは、非常にやりがいを感じます。それを求めて、この業界に飛び込んでくる人が大多数なのではないでしょうか。


実際に大きい企業と仕事をして感じたこと

結局みんな社会の歯車

すごい過激な書き方ですが、正直そうなんです。私は今の仕事以外で、色々な人とコミュニケーションを取らせていただいています。独立した人や、(アド)ベンチャー企業に勤める人など様々ですが、やはり勢いがあって、この人何か世の中を変えそう!と思う人は、そういったところで会う人なんです。

もちろん大企業に勤めながら、裏で実は色々やっている人もいます。

ただやっぱり企業が求める以上のことに積極的になる人は、社外の人と関わる場において、そうそういないです。

もちろん私たち広告代理店マンに対して、怒るお客さんはたくさんいます。でもそれは、怒れと組織に強要されているか、自分のストレス発散なのです。(結局、ストレスを生み出しているのは組織)

とにかく、組織の一員である以上、組織の枠組みを超えるようなことはしないんですよね。くそ当たり前ですけど。


それを加味しても、所詮は・・・

みんな社会の歯車であることに対して目をつぶったとしても、Google社員の中でも無能な人もいます。もちろん時価総額的にも、給料的にも、マインド的にも、優秀な人の割合は普通の企業に比べて多いと思います。

ただ「うわ、こいつバカじゃん」って思う人もチラホラいます。結局は一緒に仕事をしてみないと、その人が本当に仕事できるかどうかって分からないんですよね。またGoogleの場合は英語が最低条件であるが故に、英語だけ喋れる人の巣窟となってしまっている気がします。(楽天とかも・・・?)

別にGoogle社員全員を否定しているわけではないです。この人、本当に優秀だな~って思う人、刺激を与えてくれる人はたくさんいますが、やっぱり社会人の範疇は超えないんです。


なぜGoogleにも無能社員がいるのか

これは実際にGoogle社員の人に聞いたことなんですが、一時Google Japanは採用強化をしたそうなのですが、結構ミスったらしいです。

今から3~4年前は、英語喋れる&Webマーケ少し知ってる程度で入社できたらしく、そのせいで結構無能社員が増えちゃったらしいですね。当時は業界としても、今ほど成熟はしていなかったので、今以上にWebマーケを知っている人間が重宝されたのでしょうね。

「こいつマジで何もわかってねえじゃん。自社商材のことも代理店の人間よりわかってねえじゃんw」ってくらいの人もいました。その人は部署が変わったということだけ聞いたんですが、いまどこでなにをしているんだろうか。

今ではGoogleは殆どが社員による紹介で採用をしているらしいです。


組織の枠組みを超えてくる人がいる会社は?

私が今まで話したことがある人の中で、「あっこの人歯車になろうとしていないな」と思う人もチラホラいます。

具体的な企業名をあげると、サイバーエージェントと、リクルートです。

それはなぜか。

理由は簡単で、どちらもネクストキャリアを応援する職場環境なのです。

こちらの記事で、殆どの代理店は人材不足に悩んでると書きました。そのため、なるべく社員には長く働いてほしいと思うため、ネクストキャリアを応援する環境は皆無と思ったほうがよいです。

しかしサイバーエージェントやリクルートは、むしろそこから新しい起業家が生まれることを求めており、キャリアをステップアップしていくことを応援する風土があるのです。

それこそリクルートは「38歳定年制」という隠れた人事制度があり、38歳以降はリクルートの子会社に転籍するか、転職を余儀なくされるそうです。(詳しくは知りませんが・・・。)誤解を恐れずにいえば、「この会社で一生を過ごすな!」と言わんばかりの制度なのです。

そのためそういった環境で働いている人は、いま属している組織のための行動ではなく、次に生きる自分のための行動をする人が多いため、想像を超えた発想と提案を持っているのです。


何事も高い意識で取り組みことが大事

代理店という組織においては、長くその会社で働いてもらうことために色々な工夫をしています。給与をあげるとか、福利厚生を整えるとか、評価制度を見直すとか。そして私も、そういった取り組みをする側の人間なので、ネクストキャリアを応援するような振る舞いをしづらいというのが本音です。

しかし一個人的には、やはりインターネット広告代理店で一生を過ごすのは間違いだと思っています。代理業というのは、所詮は人がやりたがらないことを進んでやる慈善事業なので、新しい価値を創出しづらいのです。

自分が企画したプロモーションが話題になっても、その商品が開発しているのはメーカーであって、市場に価値を創出しているのはメーカ-なんです。

0→1か、1→100かといいますが、ベストは0→100でしょうw。そして0→100を成し遂げた企業が一流と呼ばれていくのです。一流は目指さないとなれません。一流を目指すのを諦める見極めも必要です。

30代になるまで、結婚するまで、見切るポイントは決めておいたほうがいいと思います。ポイントを定めた上で、組織の枠組みを超える"歯車ではない"人材を目指してみてはいかかでしょうか。