ネット広告マンが語る業界の真実

インターネット広告代理店の業務内容や、新卒・中途向けの業界情報など、就職活動、転職活動向けの情報を発信。

本当に入りたいなら中途入社!代理店の人材事情

激務

代理店出身者の次のキャリアは?

まず知っておくべきこと

なぜ就職に関する情報を彷彿とさせる記事名なのに、「代理店マン」の次のキャリアを語りはじめるのか。それはこの先の内容を読んでいけば分かります。

この業界に入りそろそろ5年目を迎えようとしています。色々な人が入社し、色々な人が辞めていきました。ゴシップ好きな私は毎回辞めていく人が次にどこに行くか、いろいろな人に聞いて回ったものです。まぁ、予想を大きく越えるような転職をする人は、今までにいなかったですね・・・。

大体がこのパターンです。

  • とある会社のWebマーケティング担当者
  • メディア・ツールベンダー
  • コンサルティングファーム
  • 起業
  • また広告代理店


とある会社のWebマーケティング担当者
これが一番よくあるパターンです。Amazonや楽天など、有名な企業のパターンもあれば、あぁそんな企業聞いたことあるなくらいのパターンもあります。採用する企業側としても、Webマーケティングに精通した人を採用できる上、広告代理店の裏側を知っている人なので、なんか代理店との付き合いを上手くやってくれそうなイメージが湧きますよね。

代理店からすると、代理店出身の担当者は一番厄介ですが・・・。

前に別代理店の人と話してた時に言ってたのは「自分は次、絶対に広告主側に行きたいです。今、広告主にコキ使われてる分、自分が担当者になったら代理店をコキ使ってやります。」と怖いことを言っていました・・・。


メディア・ツールベンダー
これが二番目ですかね・・・。恐らく転職者の8割がWebマーケティング担当と、メディア、ツールベンダーです。なんとなく、代理店から見るとメディアやツールベンダーは楽そうに見えちゃうんでしょうね。たぶん、結局大変だと思いますけど。


コンサルティングファーム
稀といえば稀ですが、ちらほらいます。やっぱり広告だけではなく、いろいろな部門を巻き込んで戦略を立てていきたくなるのでしょう。より高いキャリアを目指している人や、ロジカルシンキング(でありたい)な人はファームにいく傾向があります。


起業
これも非常に稀です。ファームより稀ですね。まぁいるんですよね。やっぱり。


また広告代理店
これ、稀なんです。
どれくらい稀かというと、起業する人くらい稀です。

中小代理店から大手代理店というケースはありますが、大手代理店から大手代理店に行くケースは皆無と言っていいでしょう。例外として2016年くらい?に電通デジタルが発足した時は、好待遇とネームバリューでかなり電通デジタルに流れて行っちゃいましたが、ほとんどの人は代理店から代理店に行かないのです。


なぜ代理店to代理店はないのか

シンプルに、いやですww
代理店を変えたところで給与もそこまで変わらないし、やることは同じで激務だし、経験を積みたいという意志で代理店に入る人が多い中で、積みたい経験は今の代理店でもできるんですよね。

あとは代理店マンって一人が何サービスも担当することが多いのですが、隣の芝生は青く見えるのか、1サービスに特化してマーケティングをしたくなる気持ちが芽生えてしまうんですよね。

結果、ほとんどの人が「とある会社のWebマーケティング担当」となっていくのです。

このような状況だと、一体どうなってしまうのか。

そう、経験者が雇えないのです。


ネット広告代理店は常に人材不足に悩んでいる

激務、薄給、意外に地味。止まらない離職。

他の記事でも書きましたが、忙しいわりにそこまで平均給与が高くないこの業界。それでもインターネット産業は伸び続けているため、市場の「インターネット広告を知っている人」のニーズは高まるばかり。なので、結構代理店マンの転職って簡単なんですよね。

そうなると少しでも良い条件で、1サービスに特化して仕事がしたいという気持ちが湧き出てきます。

恐らくITサービスと括られているため、そこまで離職率が高いというデータは見つかりませんでしたが、肌感では3年以内の離職率は20%~30%くらいあると思います。


未経験でも人が欲しい

市場は拡大しているのに人は定着しない。そのため企業は人が定着するために色々な施策を打っています。セプテーニの年収2割上げもその施策の一つです。

www.nikkei.com

また経験者を採用しようと積極的にスカウトを行っています。自分も別の大手代理店4社からスカウトを受けました・・・。どこもかしこも経験者を探していると思うんですが、代理店から代理店へ転職する人は少ないんでしょうね。インターネット広告代理店の多くは未経験採用も実施しています。

極端な話、大学生の時インターンなどを積極的に行っていた優等生たちと新卒入社という狭き門を争うより、それなりに社会経験を積んでいればOK!というスタンスの中途入社を狙ったほうが就職活動は楽ちんなんですよね。(それなりに、というのは言い過ぎですがw)


しかも安心の教育体制

結局企業は未経験で雇った人を早急に戦力になるよう成長させるため、最近では教育体制を整える動きになっているのです。もちろん新卒も同様に教育体制はしっかりと設けられているため、入社直後の満足度は高い人が多いです。

逆に入社1年~2年くらいが不満のピークなようです。

ただやはり、日本は新卒至上主義的な考えがあるため、社内コミュニケーションという面では新卒の方が有利に働くケースもあります・・・。ただ同時にほとんどの会社が実力主義でもあるため、しっかり実績を残し、プレゼンスを示せれば社内評価・役職は上がっていくと思います。(私も中途入社です。)


もちろん新卒から広告代理店で働けるのは非常に価値の高いことですが、中途入社でも同様の経験が詰めて、且つ入社後のプレッシャーも高くないとなれば、検討の余地はあるのではないでしょうか。