ネット広告マンが語る業界の真実

インターネット広告代理店の業務内容や、新卒・中途向けの業界情報など、就職活動、転職活動向けの情報を発信。

CyberAgent、電通、博報堂の違いは?絶対大手に行くべき理由

代理店一覧


必ずチェック!代理店のランク一覧

就職活動が長く続いたり、現在の仕事が辛くなると「どこでもいいや!」という気持ちになりがちですよね。

給与や福利厚生、職場環境が多少悪くても、こうなってしまっては判断能力が鈍り、入社を決めてしまうこともあります。今までそういう人を数多く見てきました・・・。

今回は就職活動前、入社前にチェックしてほしいインターネット広告代理店のヒエラルキーを、Yahooの認定パートナー制度を交えて説明します。
marketing.yahoo.co.jp


Yahoo!JAPAN 認定パートナー

認定パートナー制度とは、Yahoo!JAPANが取り扱っている広告商材の出稿額に応じて賞される、いわば代理店のランクを評したものです。

ダイヤモンド(最大手)

  • サイバーエージェント
  • 電通、DAサーチ&リンク
  • 博報堂DYメディアパートナーズ、アイレップ

サイバーエージェント、電通、博報堂と広告業界最大手が名を連ねています。DAサーチ&リンクは電通の子会社、アイレップは博報堂と資本提携をしているため並列して記載をしています。

サイバーエージェントは、言わずと知れたTHE リーディングカンパニーとして、常にこの業界を最前線で駆け抜けています。後述しますが、やはりインターネット広告代理店志望で、高いマインドを持っているならば必ずサイバーエージェントを目指してください。絶対に損はしません。

電通、博報堂も言わずと知れた、マス広告も取り扱う総合広告代理店です。傘下のグループ会社は細かい作業の下請け的な役回りになることから、キラキラした業界のイメージとは乖離しやすいですが、大企業の安定感、安心感も兼ね備えております。

またアイレップは、資本提携前からサイバーエージェントに次ぐ勢いがあった代理店なので、決して選択としては間違っていないと思いますが、この業界の中ではかなり体育会系なイメージが強いです。

サイバーエージェントがモテモテのサッカー部、バスケ部だとしたら、アイレップは丸坊主の野球部というイメージ。(勝手に)


プラチナ(大手)

  • トランス・コスモス
  • オプト
  • セプテーニ

このあたりの代理店は、ダイヤモンド代理店に対抗すべくそれぞれ特色を見せてきます。

オプトはソリューション、ツール系に強いイメージ。CRMやDMP、計測、合理化がうまいイメージです。セプテーニはソーシャル、インフィード、アプリなどに強く、けっこうクリエイティビティな提案をしてくるイメージです。

トランスコスモスは正直、正直なんですが...

マジで謎です。

まず部署名が長い。長い上に何をやっているのか分からない。CMOが別の会社立ち上げちゃった。などなど。謎多き企業です。広告代理事業をメインでやっているわけではなく、コールセンター事業やEC支援サービスなど、ITアウトソーシングサービスを全般的に行っています。ただ結構大きな企業なんですが、ネット広告代理店業界の中ではかなり給与が低いイメージです。


ゴールド(大手~中堅)

  • GMO NIKKO
  • デジタルガレージ
  • ワンスター

など。

ゴールド代理店は2018年1月現在で15社。正直全部紹介はできませんが、就職するなら最低限ここらへんには入っておいたほうがいいです。

GMO NIKKOは一度プラチナになりかけたゴールドランクの中で最も大きな代理店。GMOクリック証券などもある、GMOインターネットグループに属しているため福利厚生はかなり充実しているイメージです。

あと紹介すべきゴールド代理店はデジタルガレージですかね。けっこう社員の気質としてはサイバーエージェントに近しく、価格.comや食べログなども子会社化して運営をしています。ついこの間までシルバーだった気がするんですが、気づいたらゴールドになっていて、かなり勢いのある会社だと思います。


大手に行くべき理由

インターネット広告事業は急成長中の業界!

平成27年-28年の業界別増加率(市場規模の成長率)ランキングで、インターネット広告業界は3位にランクインしています。*1

  1. インターネット:18.5%
  2. リサイクル  :18.5%
  3. ネット広告  :17.4%

実はこの業界、正直どの企業も成長して当たり前なんです。だって市場として急成長しているから。

その中でも成長できていない企業は、かなりワケありだと思うので、企業情報とこの業界成長率を照らし合わせて、企業成長率>業界成長率となっている企業を選ぶのが懸命です。


企業成長を加速させる絶対的な要素

たぶん色々意見は分かれると思うのですが、インターネット広告代理事業を展開する上で、というか代理事業を展開する上で絶対的に必要なものがあります。なんだと思いますか?



それはノウハウです。



代理事業の起源は、人が面倒くさがってやりたくないことを代わりに請け負うことから始まったと思います。そこから、似たようなことを仕掛けてきたライバル企業と差別化をするために、知識や経験を武器に、自社に発注すべきだと提案をするようになっていったのだと思います。(たぶんね)

つまり、ノウハウの蓄積・活用が企業成長にとって要なのです。これ、どの企業でも当てはまる、至極当然のことを言ってるんですが、代理事業だと最重要事項だと思うんですよね。

しかもインターネット広告って本当に目まぐるしいスピードで変化&成長しているので、最新の情報を常にキャッチアップしていないと本当についていけないんです。だからノウハウも日々アップデートされていくんですよね。

1~2年前?くらいにローンチされたInstagram面への広告配信も、当時は騒がれて事例の創出だ!急げ!となっていましたが、今じゃ普通になっちゃっているんです。Instagramへの配信は。


ではなぜ大手に行くべきなのか

  • ネット広告代理店におけるノウハウは生命線。
  • ノウハウがその代理店と付き合う理由になる。

この2つを踏まえれば自ずと答えに辿り着くと思います。

knowhow

他の業界でも言えることですが、成長率が高い&代理事業であるこの業界では、このサイクルが他業界に比べ色濃く出てきます。そのためプラチナ代理店などではダイヤモンドを目指すため、ツールやクリエイティブに特化したノウハウを蓄積していく戦略を取っているわけですね。(トラコスは謎ですが)

まとめると、サイバーエージェントに行ったほうが、良いこと尽くしなんです。ただ、もちろんそれだけの成長企業であるため、そう簡単には入れないのですが、この業界を目指しているなら、絶対に目指してみてください。

  • 業界最先端の事例を学べる・創出できる。
  • 業界成長率も高い。
  • 優秀な人や企業と関わる機会が増え、自己成長につながる。
  • その上、給与・福利厚生の面も他社に比べ充実。


中堅以下の代理店を選ぶメリット

うーん正直、メリットは少ないです。

THE広告代理店らしいことがしたいなら大手に行くべきだし、専門領域を定めて特化して働いて行きたいにしても、大体プラチナ以上の代理店はそういった専門組織を構えています。例えばソーシャル専門の代理店だとココラブルやアライドアーキテクツなどがあります。もちろんそこでソーシャルに特化して学んでいくことは可能ですが、ぶっちゃけプラチナ以上の代理店だったらソーシャル専門の組織はあります。

もちろんソーシャルに対する出稿金額の差はあるものの、個人的には所詮ソーシャルメディアも広告の一手法にすぎないため、今後の自己成長も加味すると他領域にも挑戦できる環境がある代理店を選んだほうが賢明です。

それでも中堅以下を選ぶ理由としては、組織を動かせる可能性が高いです。

上述の通り急成長している業界であるため、10人~30人程度だった社員数が2、3年後には100人以上になっていることもあるかもしれません。その時、先行してその組織にいれば管理職以上を狙えるかもしれないので、そういう意味では中堅以下の代理店に挑戦する意義はありそうです。

ただ結局、中堅以下はノウハウが蓄積されづらいので、大手代理店が対応できない小振りな案件(月50万~500万程度)の二次代理店、下請けとして売上を作っているケースも少なくありません。


今一度、目指すべき代理店を見定めてみましょう。